詐欺-2
よくNTTからの通知と見間違うような封書が来ます。まず、NTTと見間違えるような黄色い封筒に入って詐欺の書類は忍び寄ってきます。封筒を開けると、書類が入っています。表に”○○診療所様”とあり、当院のNTTのタウンページに掲載されている広告の切り抜きが貼ってあります。(この切り抜きは誰かが1枚1円かそこらで内職でやるんだろうな?)裏は「25日迄にお近くの銀行へ!!」(何月の25日だよ?!)と書いてあります。そして年間広告料¥252.000-となっています。(オオー!詐欺商法にしては随分値段が高いじゃあね~か?4~5万なら引っかかる奴もいるだろうけどよ!)そして”官公庁医療機関電話番号広告簿-首都圏版”だそうです。(この広告簿って、何部作るんだよ?)その後こまこまとした文句を並べ、”銀行振込により申込契約となり(三菱銀行さんよお、こんな詐欺会社に口座作らせんなよ!!)更に最後に”御申込後解約なさる場合は当社規定の手数料を差し引き返金いたします”(テメエラその差し引き分で飯食ってんじゃねえか!)、”印刷後は解約に応じられません”(解約されなきゃむしろテメエラが困るんじゃねえか?)と書いてあります。まあこれを読んでいる皆さん、何でそんなのに引っかかったの? と云わないで下さい。本当に忙しくて気が散っている時って、つい急いで払っちゃうんですよ~。”何日までにお急ぎ下さい”にやられました。私が払ってしまったのは10年くらい前の話です。途中で気付いて電話をして出てきたババアも強気でした。「なんなら出るところに出てください。」とかぬかしていました。確か3万くらい差し引いて返金になりました。今回来た奴は25万となかなか強気です。まあ払い込んだら差詰め10万はやられるでしょう。
この手のDMは複数来ます。通常は住所は私書箱になっていて、電話番号は書いてありません。”日本電信電話(株)発行の職業別と混同なさらぬ様お願いします”の文句は申し訳程度に小さく書いてあるのが普通です。しかし今回来た奴は住所も電話番号も書いてあるし(社名は日本電○社とやはり紛らわしい名前です)、金額も普通よりでかいし、解約云々も同じ大きさの字で書いてあるし、ちょっと強気姿勢が見えることから、実体はヤ~さまでしょうか? 一度引っかかったためにこの手のDMが来る度に血圧が上がります。
あと今回の雑誌には、「保険の不正請求を追求されたくなかったら、賛助金を払え。」というもの(当院は不正請求を一切していないので、これに引っかかるはずはありません)、著名人との対談記事で後日に多額の掲載料を請求するもの(当院にもある有名女優と対談する話が来て色めき立ちましたが、事前の話ですごく金額が高かったので止めました。確か20~30万)、費用の有無が不明なインターネット絡みの広告勧誘(よくHPを無料で作ると云う電話がかかってきますが、HPは自分で作っていると断っています)、古典的悪質商法である書籍、名簿の販売(親父はこれに引っかかり、読めもしない英語の辞典を40万くらいで買いました。今リビングのインテリアになっています)などなどが出ています。でも今回の記事で初めて知ったことがあります。一度勧誘を断った人に対して再度電話セールスを行うことは訪問販売法で禁じられているんですって。これは良いことを教わりました。ねえ皆さん、ご存じでした? しょっちゅう同じ会社からマンション買わないかとか、リゾートクラブの会員にならないかとか、電話がかかってきますからね。今度電話が来たらそう云ってやろう!あと一度こんな詐欺まがいに引っかかると、悪徳業者間で流通している”カモ”名簿にリストアップされちゃうんですって。Tak先生も一度引っかかっているから”カモ”なのかもね? そう云えばつい1ヶ月ほど前、いきなり「消火器の点検に参りました。」と汚ねえ格好したおっさんが来ました。当院は消防法にのっとり、半年毎に契約した業者の点検を受け、消防署に届け出をしています。その時はそう云うことで怒鳴りつけて追い返しましたが、あいつもまさか”カモ”名簿を見て来たんじゃないだろうなあ? 皆さんも気を付けて下さいね。