議員さんの口添え
今、新聞報道で、保証協会に国会議員や都議会議員が口利きをして、保証協会へ不正な融資を強要したことについて報道されています。議員さんてやはり力があるんですね。でも悪いことをしたとして逮捕されるのは結局秘書だけ、とどのつまり「秘書が勝手にやったこと。」となるんでしょうね。トカゲの尻尾?
この保証協会ってのもくせ者ですよね。私が初めて銀行から借金をしたときから、もうこの保証協会にお世話になっています。このころは保証協会の存在する意味がよく分からなくて、銀行の担当者に尋ねたものです。銀行は私の土地家屋を担保に取って銀行が融資するわけでしょう? もし私の返済が滞れば、銀行が私の担保を取り上げて穴埋めする訳でしょう? バブルがはじけて私の取られている担保の資産価値が下がったと云うことで、更に追加で担保を取られました。それも手数料100万近くはこちら持ちで。だから当初私は私の借金に関して、保証協会が存在する理由が分からなかったんです。もし保証協会が弁済するとしたって、税金から出されるわけですよね。それも保証協会の人間の殆どが天下りだって? 私も保証協会を通じて未だに借金がたくさんあるので、本音をあまり露骨に書くことは避けますが、なんかよく分かりません。今のように銀行がガチガチにガードを固めていれば、バブルがはじけたって大丈夫でしょうに? そうじゃなかったから銀行は苦しくなったんでしょうね。でも良いよね、苦しくなったら国が資金注入をしてくれるんだから。私のクリニックにも国が資金注入してくれないかなあ? レーザーメスが欲しいんだけれど.........。そこに国会議員や都会議員が絡んでくると、もっと問題は複雑になってくるんですね。私は国や都の政策に粉骨砕身するのが本業と思っていたんですけれど、余計なことが忙しくてそうも行かないみたい。むしろ政策は官僚が支配しているんですね。だから民意が反映しないわけですよ。官僚が自分の良いように政策を作って、しばらくしたら天下って、後輩にまたその手伝いをさせる、悪循環ですよね。だから私からの提案! 議員にいろいろ個人的なことを頼むの止めようよ!
実は当院の患者さんでやはりよく議員さんが付き添って来られる方がいらっしゃいます。「親戚でいらっしゃるんですか?」と云う私の質問に、「いえ、我々も一般の方々に支えられているわけですから。」との返事。実はずうっと以前、この患者さんとは別にある議員さんから直接ある患者さんについて結構無理な難題を云われたことがあるんです。もともと私の方針と合わずに何回かぶつかったことがある患者さんだったので、その議員さんには「申し訳ありませんが..........。」とお断りしたこともあるんです。まああまり機嫌を損ねたりしませんでしたけれどね。向こうも「やっぱりね。」ってな雰囲気でした。議員さんもそのような積み重ねが票に繋がる訳で大変なんですね。私の友人にも議員をしている男がいますが、廻りの人から多々難題を持ち込まれて右往左往しているようでした。大変そうでしたよ。結局自分に利害があるかないかで選挙の投票が決まってしまうような昨今、政策的な考え方やその人の人柄よりも、一個人の利害関係や有名であるかないかが優先されるような現状では、公平とされる選挙制度が疲弊してきたような気がしてなりません。だからこそ有名人を引きづりこめば、党が有利になるような選挙方法を採択しようと、どんどんおかしな方向に行ってしまうわけですよね。有名だからと云って1票を投じてしまう一般市民の責任もすごく重大だと思います。以前、日本の2大都市の知事は二人ともタレント出身でした。これじゃ世界の笑いものになっちゃいますよ。挙げ句の果てセクハラで辞任だって? 情けないよね。