消火器の訪問点検にご注意!
当院出入りの業者からちらしをもらいました。”消火器の訪問点検にご注意!”と云うもの。3月26日の日記にも書きましたが、当院にもこんな悪質業者が来ました。突然「消火器の点検に伺います。」と電話がかかってきて、今から来るとのこと。当院では火災報知器も含む定期的な点検を提携業者に委託しており、こんな何処の馬の骨とも分からない奴と取り引きする必要は初めからないのです。
このちらしによると、”本社の方から云われて消火器の点検に来ました”、”ではすぐに消火器の点検を始めますから”、”この契約書にサインか判子をお願いします”などと言葉巧みに近付いてくるようです。私のところに来た業者は”ヤマト”と名乗りましたが、どうやら聞くところによると”ヤマト”と云う消火器の大手メーカーがあるんだそうです。トラブル防止のポイントとしては
・身分証明書等の定時を求める
・はっきりと点検を拒否する
・契約書に判子を押さない
と記されていますが、不適正な点検や高額請求をする点検業者が居直ったり、脅迫的な言動に出た時は近くの警察署や消防署に通報するように指示しています。
支払わないと裁判にするぞ、会社の営業が出来なくなってもいいのか?、あんたの家族に災難がかかるかもな、支払うまで消火器を預かるよ。保管料が高くつくぜ!など、もうこれは脅し以外の何ものでもないような言葉が並んでいます。チラシに書いてあるトラブル事例ではある学校に休日に電話があり、事務員が対応して消火器65本の詰め替えで147万7700円の支払いをした、薬品会社で消火器32本の詰め替えで51万6000円の支払いをした、運送会社で消火器30本の詰め替えで31万5000円の支払いをした、電力関係会社で消火器9本の詰め替えで23万3000円の支払いをしたなどの具体例が出ていますが、みんな後々が面倒になると困るので結局支払ってしまっているようです。消火器のボンベの大きさにもよるでしょうけれど、単価も1万ちょっとから2万5千円以上まで様々、当院にも恐らく9本くらいの消火器があるでしょうけれど、20万以上の支払いなんか請求された暁にはどんな手を使ってでも支払い拒否をすると思います。2002年フェラーリ・ブランチで愛牛用にゴールドのブレス加工をした車載用消火器を買いましたが、確かこれでも1万数千円、当院出入り業者による詰め替えでも数千円でやってくれていたはずです。最近つくづく思います。男は外に出ると7人の敵がいると云われますが、こんな悪質な奴らに騙されないように気を付けることもそんな敵と戦うことなのでしょうか? なまじ以前に当院に実際に来たこんな悪質業者の間抜けづらを見ているだけに、今更のように怒りがこみ上げてきます。
もし気付かずにサインや点検の承諾をしてしまっても
・請求金額の値引きを要求すると契約を認めることになるので云わない
・料金をその場で支払ったり、払う約束は絶対にしない
・点検業者の紛らわしい表現に対して契約の無効を主張する
ように書かれています。
そもそもこれは訪問販売なのだからクーリングオフの適応になるはず。裁判になれば困るのは悪質業者の方ですが、いざとなれば居直って脅迫に出るという、歌舞伎町のぼったくりバー並の悪質さになります。皆さんもくれぐれも気を付けてください。